史上最強の人生戦略マニュアル
史上最強の人生戦略マニュアル
フィリップ・マグロー (著), 勝間和代 (翻訳)
Life Strategies: Doing What Works, Doing What Matters
Phillip C. McGraw
これはとても良い本だと思った。
著者は訴訟コンサルタントのフィリップ・マグローということだったが、自分自身は初耳の著者だった。
一方、翻訳者は著名な勝間和代氏であった。前書きで「ある時期、自分自身の人生の戦略に思い悩んでおり、数々の自己啓発書を読んだが、その中でこの本は最も秀逸な本であった」旨が書いてあったので、Kindle版を購入した。勝間和代氏は色々困難を克服してきたように聞いている。そうした背景もあいまって、前書きがとても良く本の内容を表しており、読者をうまく誘う役割を果たしていると思った。なお、この前書きはAmazonのページで「商品の説明－内容紹介－はじめに)より抜粋」として見ることが出来る。
14章からなる構成であるが、第1章の「問題がひとりで解決することはない」は至言である。「正しいかどうか」ではなく、「うまくいっているかどうか」がポイントであるというのは、納得感がある。また第3章で、「人生の責任は自分にある」と言っており、一見「引き寄せの法則」のような感じに見えるが、「自分がそれを選択（何もしないというのも選択の１つ）したのだからその結果に責任をもつべき」ということと、責任があることの良い面として「あなたは選ぶことができる」と言っていることは、改めて気付いた点である。
発売元は「思考は現実化する」で有名なきこ書房。きこ書房の本書の紹介ページに著者情報や目次についても記載されている。「人生をコントロールする」というワーディングに反応した人は読んでみてはどうだろうか。
Google Booksはこちらから。
下記は、kindle版へのリンク。